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現地レポート
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２００５年８月２６日〜９月１９日 事務局 西村 光夫 ２００５年９月１０日（土） カラチは、２時間程前から雷を伴った激しい雨が降っています。強い雨が降ると、排水のための下水道が整っていないので、市内のほとんどの道が「川」状態となります。アルカイールの周辺は ひどい状態になっているとのこと。その為、学校は休みとなりました。 雨が降り続けると私達も外に出られず、倉庫での選別作業が 出来なくなりそうです。予報によると、三日程雨が続きそうです。そうなると、わたしが滞在中に古着を送ることは困難になるかも 知れません。対応を考えたいと思います。 治安の状態も悪くなっています。死傷者は少なかったのですが、８日・９日とケンタッキーとマクドナルドが爆破されました。 昨日の９日は、政府がイスラエルと国交を回復する話し合いを始める ことに抗議するストライキがあったので、その影響かと思われます。 所々で電信柱の変電器が焼かれ停電となりました。私達の所も。人々はリアクションを恐れ、店を閉じ、学校も休みになりました。 ムザヒル氏（アルカイールアカデミー校長）はいつものように、「宗教指導者が扇導している。民衆にとって何の利益ももたらさない！」 と怒って居りました。 ムザヒル氏のように怒りを感じている人々は居るようですが、 怒りが形になって社会的な影響力を持つまでには到ってないようです。 社会に対するまっとうな批判を育てることも、教育の果たす役割 であると考えているムザヒル氏を、変電器の焼きただれた姿を見ながら、 何としても彼の活動を後押ししなければと思いました。    卸問屋街の路地で遊ぶ 凧屋のおじさん 遊具（コマ、ビー玉） パシュトーンの子たち 家財道具を積んだトラック↓↓↓
  今でもアフガニスタンに戻る難民の人々がいる 果物屋さん（手前はオクラ） 家財道具を積んだトラックが２０台列をなしていた ２００５年９月１２日（月） 昨日のバザールは１１時ごろから突然の雷を伴った激しい雨となり中止となりました。バザールの準備をしていた８時ごろは厳しい陽射しで、午後には４０度を超えるのではないかと覚悟を決めていたのですが。 雨の降りしきる中、パシュトゥーン人の出店者達は片付けをしながら大騒ぎしていました。滑って荷物ごと泥んこになった者を囃し立て、ある者は空にこぶしを上げて声を上げると、それに若者達が呼応して喚声が起こりました。何だか解放された風景に感じました。 私達の荷物は軽トラックが迎えに来るまでに、バッグも、前夜袋入れをして準備したハンカチもすべて濡れてしまいました。帰りも至る所で道が雨水で溢れていて、軽トラックは何度もエンストしました。大変な一日でもあり、楽しい一日でもありました。  バザールで準備をする卒業生のアマダリ君 |
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