トップ よくあるご質問  
会報より
 

JFSA設立10周年記念企画
「イードを通してイスラム社会の日常生活を理解しよう」

日時:1123日(祝)JFSA定期総会の後で(参加者:42
場所:JFSA海外衣料支援センター
講演者:アブドゥル・マリック氏ヒラーモスク(行徳)のイマーム(導師)

ボランティア募集中
【NPO法人JFSA事務局】
〒260-0001
千葉市中央区都町3-14-10
業務時間:10:30〜19:00
(木曜定休)
電話/FAX:043-234-1206
E-mailアドレス:jfsa@f3.dion.ne.jp
ボランティア募集中
 
JFSAでは活動を支えるボランティアを募集しています。

ボランティア無償で、交通費などの手当てもありません。 ご了承ください。

【作業内容】
・寄付された切手の整理
・会報などの郵送準備作業
・古着販売に関わる補助作業
・古着コンテナ詰込み作業など

【作業日】
毎月第2日曜日と第3月曜日
(10:30〜17:00の間で2時間以上)
会員になるには
JFSAの活動は会員の方々に支えられて運営されています。

会員になるには下記の郵便口座に会費をお振込みいただくか、 直接JFSA事務局までお持ちください。

【 会員(正会員)】
個人1口\5,000-
団体1口\50,000-
【 支援メンバー】
個人1口\2,000-
団体1口\10,000-

通信欄に「会員」または「支援メンバー」「個人」または「団体」口数をお書き添えください。
●2013年度(2013年10月〜2014年9月)分の会費になります。
会員(正会員)には総会の議決権があります。
会員、支援メンバーには年3回の会報と、 年1回サポーターグッズ(アルカイールの生徒が作ったものなど)を郵送いたします。

*郵便振替口座番号
00160-7-444198
*加入者名 JFSA


カンパ金をご入金いただく場合も上記口座をご利用ください。
通信欄には「カンパ」とお書き添えください。

学習会の目的】

『イスラム教のイメージ・・・?』
 アメリカにおける911同時多発テロ以降これまで、ニュースや新聞などで「イスラム」という言葉に触れなかった日はないかもしれません。でもその中身は世界各地で起こる「テロ」などに関るものが多いように思います。またニュースや新聞以外でイスラム教に関する情報源というと学校で勉強した「教科書」でしょうか。しかし、そこで触れられているのは歴史概論であり、書籍やインターネットなどを利用して情報を自分で求めないかぎりイスラム社会について深く理解するのは難しそうです。

JFSAの10年間を通して』
 JFSAがパキスタンでの活動をはじめたきっかけは、現JFSA事務局の西村氏と、当時日本で就労していた在日パキスタン人の方々との出会いによります。その後、パキスタンのカラチ市にあるアルカイールアカデミーと出会い、現地と連帯した古着販売事業を通してこの学校を支援してきました。これは同時に現地の人々との交流の記録でもあります。
 JFSAは宗教的な背景を持つ団体ではありませんが、これまでの活動を通して、イスラム教徒の日常生活に触れてきました。パキスタンに行くと、都市部、農村部、山間部を問わずアザーン(礼拝への呼びかけ)に導かれモスクや道端などに設けられた簡素な礼拝所でお祈りする人々を目にします。空港の中にも礼拝所があり、PIA(パキスタン航空)の飛行機の中でも時間がくればお祈りをする人を見ます。すべての人が15回のお祈りをするわけではなく2回の人もいます。
 このような様々なムスリム
(イスラム教徒)の日常生活に接していると、日本でニュースや新聞を通して報道されている、イスラム関係の情報に対して少し違和感を覚えることもあります。そこで今回は、メディアなどではあまり取り上げられないイスラム社会の人々の日常生活に触れるため、JFSA設立10周年を記念してこの学習会を企画しました。


話を聞く参加者
質問も活発にされました


今回お話しいただいた
アブドゥル・マリック氏
(右端白い帽子の方)

【学習会(講演〜質疑応答)

『モスク(イスラム教の教会)を中心にした生活』
 今回お呼びしたアブドゥル・マリック氏のお話では、イスラム社会においては「出生」「結婚」「死別」など人生の様々な局面を含め、日常的にモスクが地域社会の中心的な役割を担っているということでした。モスクでは礼拝に来ない人がいると「最近○○さんみかけないね、具合悪いのかな?」などという言葉も交わされているのでしょう。こうしたお話しを聞いていると、日本の社会では同じ地域で暮らす人々と言葉を交わす機会が減っているように思い返したりしました。


『イスラム社会で女性はどんな存在か?』

 質疑応答の時間にはイスラム社会の女性に関する質問がいくつかあり、その中の1つが「Q.イスラム社会では、女性が差別を受けているという印象がありますが、実際のところはどうなのでしょうか?」というものでした。(アフガン戦争時タリバーン政権が女子への教育を禁止していた、という報道があったと記憶しています。)この質問に対しては「A.女性は家族の中でとても大切にされています。それはイスラムの教えの中にも含まれていることです。女性についてのイスラム教におけるきまりごとは、女性を守るためのものです。」との答えがありました。参加していたパキスタン人女性や、パキスタン人男性と結婚している日本人女性からも同様の意見がありました。
 また答えたパキスタン人
男性からは、「男性は家族一員を守る義務があります。日本では親が年を取ると、老人介護施設にあずけるということがありますが、なぜそんなことをするのか疑問です。自分なら育ててくれた親の面倒を見たいし、他人にまかせることは考えられません。パキスタンではお年寄りは子供たちが面倒を見てくれるから、さびしくありません。日本人はやさしいですが、お年寄りにはやさしくないのでしょうか?」という質問をもらう一幕もありました。
 時間の都合で話を深めることができなかったのが残念ですが、個人的にはこの質問について少々断定的な印象を感じつつも、パキスタンでの家族の暮らしぶりを見ていると納得する部分もありました。


行徳意ヒラーモスクの様子や
パキスタン北部の大地震
被災地の様子などを
展示しました


今回の学習会は多くの
在日パキスタン人の方々と
そのご家族の協力により
実施することができました

【交流を通して】

 
イスラム教徒と、そうでない私たちの間には、実際にお互い異質と感じる部分が存在し、考え方に違いがあることも事実です。このことは時に、双方が一方的な視点から、互いのことを想像してしまうことにもつながっているように思えます。学習会を通してもっとも強く感じたことは、異なった視点を持つものが「交流する」ということの大切さです。
 今回の学習会の中で、お互いのことやイスラムについての情報や知識を深められたかと言えば、限られた時間の中ではほんの少ししかできなかったと思います。しかしながら、私たちはイスラム教徒の方たちと共に食し、話し、笑い、感情を共にしました。彼らの根底にはイスラムの教えが根付いているでしょう。しかし、交流する場を持ったことで、お互いが持つ「違い」だけではない、その背後にある多くの「共通する部分」を感じ取ることができたと思うのです。このことは異質なものがお互いのことを理解し、付き合っていくための、「核」となる要素であるように思います。
 イスラムということに限らず、自分とは異質な存在(例えば外国人、ホームレスの人々等)について考えるとき、多くの場合、双方の間には「一方的な想像」が存在するように思えます。JFSAがアルカイールアカデミーの支援をするにあたっても、現地の人々は何を求めているのかという相手の気持ち、考えを理解することは大変重要なことです。こちらからの一方的な考えの下で、彼らのことを想像すれば、それは大きな間違いを起こすことになりかねません。
 JFSAとしての視点を持ち、現地の人々の視点を理解し、さらに彼らの身になって想像する視点を持つことが必要です。そのためには現地の人々との「交流」を積み重ね、互いの視点について理解し合うことが必要だと、今回の学習会を通して改めて強く感じました。



ヒラーモスクの方からも
パキスタン地震の被災地に
関する報告がありました


JFSAのセンター前にある
公園で礼拝をする
アブドゥル・マリック氏と
パキスタン人参加者の方々

【学習会をふりかえって】

 先日の理事会で今回の学習会を振り返りました。「パキスタン人家族の参加があってよかった」「昼食会の中で丁寧な自己紹介を行ったので参加者どうしお互いを理解しやすかった。」「料理が非常に美味しかった!」という意見があった一方で「事前に募集した質問状に対して数件しか質問が寄せられなかった。この企画のテーマ自体が受け取った皆さんに唐突な印象を与えてしまったのではないか?」という意見もありました。これ
は今後の様々な企画を立てていく際には是非生かしていきたいと考えています。




パキスタン北部地震についてのお知らせへ


トップページへ

jfsa10soukai.htmlへのリンク