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「アルカイールアカデミーサイエンスカレッジ
(理科系専門学校・2年制)」が今年の6月に開校される予定です
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【NPO法人JFSA事務局】
〒260-0001
千葉市中央区都町3-14-10
業務時間:10:30〜19:00
(木曜定休)
電話/FAX:043-234-1206
E-mailアドレス:jfsa@f3.dion.ne.jp |
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JFSAでは活動を支えるボランティアを募集しています。
ボランティア無償で、交通費などの手当てもありません。 ご了承ください。
【作業内容】
・寄付された切手の整理
・会報などの郵送準備作業
・古着販売に関わる補助作業
・古着コンテナ詰込み作業など
【作業日】
毎月第2日曜日と第3月曜日
(10:30〜17:00の間で2時間以上) |
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JFSAの活動は会員の方々に支えられて運営されています。
会員になるには下記の郵便口座に会費をお振込みいただくか、 直接JFSA事務局までお持ちください。
【 会員(正会員)】
個人1口\5,000-
団体1口\50,000-
【 支援メンバー】
個人1口\2,000-
団体1口\10,000-
通信欄に「会員」または「支援メンバー」、「個人」または「団体」、口数をお書き添えください。
●2012年度(2012年10月〜2013年9月)分の会費になります。
会員(正会員)には総会の議決権があります。
会員、支援メンバーには年3回の会報と、 年1回サポーターグッズ(アルカイールの生徒が作ったものなど)を郵送いたします。
*郵便振替口座番号
00160-7-444198
*加入者名 JFSA
カンパ金をご入金いただく場合も上記口座をご利用ください。
通信欄には「カンパ」とお書き添えください。 |
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●アルカイールアカデミーがサイエンスカレッジを設立する必要性
(ムザヒル校長からの報告)
1987年からこの地域で教育活動を行ってきたことにより、識字率や教養のレベルがとても上がった。カレッジのレベルまでの教育を行うことによって、薬剤・技術・経済・会計などの専門分野への視野を広げることができると考えている。
アルカイールアカデミーの生徒は経済的に貧しいため、さらに勉強をしたくてもできない子が多くいる。私たちは、現在、生徒からの提案によって、大学へ行く子へ教材・文具・私塾・制服にかかる費用を援助している状況である。パキスタンの通常のカレッジは政府の運営で、受験すれば誰でも入学でき、教育のレベルはとても低い。そのため生徒はカレッジに在籍していながら、さらに私塾にも通わなくてはならないのが現状である。こうしたことで余分にかかってしまう経費や時間を節約するためにも、彼らをサポートしたいと考えている。
計画では、8年生からカレッジに行くための勉強を始める。また、アルカイールアカデミーは現在生徒がいっぱいで教室の数が足らず、入学を希望する子どもの3分の1弱しか受け入れる余裕がない。そのため、8・9・10年生の教室を新しく作るカレッジに移して今の学校に空きスペースを作り、より多くの入学希望者を受け入れられるようにする予定である。
生徒たちにとっては、カレッジを卒業することで、社会の中で良い位置につき、安定した収入を得られるチャンスが増え、そのことが家族の助けになるはずである。
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高学年の生徒たち
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●サイエンスカレッジが開校に至るまでの経緯
JFSAがアルカイールアカデミーの学校運営の支援を始めた10年前には、中途退学者も多く、10年生になってマトリック(大学入学資格検定試験―日本の高卒資格)を受験する者も少なく、1〜2名の合格者しかいなかった。現在は、親の子どもへの教育の理解が深まったこと、児童数も増えたこと、それにアルカイールアカデミーがマトリック受験のための体制を整えてきたことによって、マトリック受験者も増えた。最近では、20〜30人ほどの合格者を出すようになった。しかし、貧しさから、大学などに進学できるものは数名しかいない(まだ大卒者は1名もいない)。
教育の機会を得た子どもたちの多くは働きながら懸命に学んでいる。将来の夢をたずねると、医者とかエンジニアになりたいと答える子どもが多い。その理由のすべては親を楽にさせたいというものである。しかし、学ぶことによって将来の夢をふくらませた子どもが、貧困の現実によって挫折感を味わうことになる。3年ほど前のことであるが、私たちが学校を訪問した折、進学できないことで悩んだあげく、ひとりの子どもが自殺した。学校は大きな衝撃を受けた。その後学校は、不安定な経営状況の中、進学する者に教材費、交通費などの援助を始めた。
ムザヒル校長は日本を始め外国のNGOの援助を受けて、奨学金制度を設けることも考えた。しかし今後マトリックに合格する子も増えていき、奨学金もふくらんでくる。寄付金でその制度を継続していくことの不安がある。また、公立学校に通う子どもたちの中にも、貧困のため進学できない子どもたちがいる。その子どもたちにも進学の機会を与えたいと考えていた。それでムザヒル校長は、経済的に余裕がありカレッジの授業料を払えるミドルクラスの子どもも受け入れ、その授業料収入で学べる高等クラス(専門学校・大学など)の設立を望んでいた。
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建築中のサイエンスカレッジ
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職業訓練校の建設は、その考えの線上にあった計画だった。NPO法人アーシアンの協力を得て建設用地を獲得し、建設の為にアーシアンとともに努力したが、建築資金の目途を立てることができなかった。そんなときに、職業訓練校のように大きな設備費のかからないカレッジ建設に協力するパキスタン人の寄付者があらわれた。アーシアンの同意も得て2004年の暮れから職業訓練校建設予定地でサイエンスカレッジの建設が始まった。
寄付者からの資金の取得時期が遅れて、時々建設をストップせざるを得ない時期もあったが、昨年の夏ごろから建設が進んだ。しかし、教師の採用の準備が進み始めたころに北部大地震があり、寄付金が地震被災者に向けられ、カレッジ建設のみでなくアルカイールアカデミーの経営も苦しい状況になった。
JFSAはこの状況を受けて、地震被災者の支援とともにアルカイールアカデミーの援助のため、募金活動を今年の始めまで行った。会員及びおおぜいのみなさんに募金活動の目的の支持を得て、1千万円を超えるカンパ金が寄せられ、アルカイールアカデミーにそのうちの3百万円が配布されることになった。これでアルカイールアカデミー全校の経営資金の目途も立ち、カレッジの開校も可能となった。 |
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