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会報24号より *写真をクリックすると大きく表示されます
 

「街の古着屋さん」 柏店kapre(カプレ)担当事務局 田辺航太郎
会員になるには
JFSAの活動は会員の方々に支えられています。
会員になるには下記の郵便口座に年会費をお振込みいただくか、 直接JFSA事務局まで直接お持ちください。
●2013年度(2013年10月〜2014年9月)分の会費になります。
●会員(正会員)には総会の議決権があります。
●会員、支援メンバーには年3回の会報と、 年1回サポーターグッズ(アルカイールの生徒が作ったものなど)を郵送いたします。
※サポーターグッズのサンプルはこちらからご覧ください。

◆郵便振替口座番号 00160-7-444198
◆加入者名 JFSA
≪年会費≫
【 会員(正会員)】

個人1口\5,000-/団体1口\50,000-
【 支援メンバー】
個人1口\2,000-/団体1口\10,000-


※通信欄に「会員」または「支援メンバー」「個人」または「団体」口数をお書き添えください(郵便振替用紙サンプルはこちらからご覧ください)。
※カンパ金をご入金いただく場合も上記口座をご利用ください。通信欄には「カンパ」とお書き添えください。
ボランティア募集中
 
JFSAでは活動を支えるボランティアを募集しています。
【作業内容】
@和服の選別、ハギレ作成、値段付け、など
A寄付された切手などの整理。
B会報などの郵送準備作業。
Cパキスタンへの古着コンテナ詰込み作業など。
Dフリーマーケットやチャリティ古着バザールなど古着販売に関わる補助作業。
【作業日】
作業内容により異なります。JFSA事務局へお問合せください。
【作業場所】
D以外はNPO法人JFSA事務局で行います。
*参加ご希望の方はJFSA事務局までお気軽にお問合せください。*ボランティアは無償で、交通費などの手当てもありません。ご了承ください。
ボランティア募集中
【NPO法人JFSA事務局】
住所:〒260-0001
千葉市中央区都町3-14-10
業務時間:10:30〜19:00
(木曜定休)
電話/FAX:043-234-1206
E-mail:jfsa@f3.dion.ne.jp

kapreは、JFSAのアンテナショップとして情報発信の役割を担うとともに、新たな販売の場として取り組んできました。
店頭には通常のJFSAの商品に加え、パキスタンに集まる世界中の古着をAKBG(アルカイール事業グループ)スタッフとともに買い付けた、アメリカやヨーロッパの古着が加わった今までと違う品ぞろえにより、お客さんとまた別の角度からJFSAと関わりを持てるように努めてきました。
その結果、輸入した品物をきっかけに、熱心に支持してくださる方たちとたくさん関わりを持つことができました。おかげで大繁盛…というわけにはいきませんでしたが、確かなつながりを作ることができたように感じています。

また、パキスタンから古着を輸入する取り組みにより、現地で古着にかかわって暮らす人たちの生活をより身近に感じられるようになりました。
パキスタン最大の古着卸問屋街ハジケンプは、せわしなく行きかう労働者やそれぞれの倉庫にうずたかく積まれた古着の山と、片隅のお茶屋さんで談笑しているおじいさんたちや路地裏で遊ぶ子どもたちによって、成り立っているように感じました。
古着の輸入元であるワリー氏が街のおじいさんや子どもたちと接している様子は、見習いたいと感じるところがたくさんありました。そして、海外に古着を輸出しているNGOの事務局として、その街の空気に触れることは、世界で古着が巡っているということと、自分たちが送り出した古着がどのようにリサイクルされていくのか、その一端に触れる機会を得られたように感じました。そのことは、今後の活動につなげていきたいと思っています。

2007年3月10日に開店した、“街の古着屋”kapreは、2010年11月21日をもってひとまずその役目を終えました。3年8ヶ月の間、来て下さるお客さんをはじめ、ご近所さんや関係者の皆様、本当にたくさんの方に支えていただき続けてくることができました。本当にありがとうございました!これからkapreは2010年11月27日に新設したJFSA海外衣料支援センター東葛の中で営業を続けていきます。場所柄“街の…”という感じではなく、地域の憩いの場として皆さんに親しんでいただけるよう努めていきます。


千葉と同様に倉庫と一体型のショップになりました  

kapreスタッフとJFSAスタッフ


 「東葛便り」柏店kapre(カプレ)担当事務局 田辺航太郎

ここからは、「東葛便り」と称し、JFSA海外衣料支援センター東葛での出来事などをお伝えしていきたいと思います。

前述のとおり、2010年11月27日にJFSA海外衣料支援センター東葛を千葉県柏市大室に開所いたしました!オープン当日は、センター前の駐車スペースを利用したチャリティーバザールを開催し、一般参加によるフリーマーケットや、協力者の方に飲食や雑貨、和服などを出店していただきました。
また、イベント当日だけでなく、準備段階から様々な方にご協力いただき、来場者や出店者の駐車場の提供や多方面に告知していただいたおかげで、スムーズな運営と多くの方の来場があり、とても盛況でした。この場を借りてお礼申し上げます。
今後はチャリティーバザールのような大きなイベントだけでなく、センターを広く知ってもらい、地域に開かれた場として活用していくために、小さな単位での出店を呼びかけたイベントや、講習会、交流会など様々な催しを企画していきたいと考えています。柏市大室という地域は田畑の広がる地域で、農家の方も多くいらっしゃいます。そういった地域性を活かし、JFSAの活動と合わせた企画を考え、多くの方にとって必要な場になれるよう取り組んでいきたいと思います。
また、移転してきた常設の古着ショップkapreは、今までの店舗と比べ約2倍の売り場面積となったため、幅広い商品を陳列することができるようになりました。今まで来店していただいた皆様には引き続き来ていただけるよう努めるとともに、新しい場所での新しいお客さんとの関係を、商品を通して築いていけるよう充実した品ぞろえを目指していきたいと思います。
そして、今まであまり作ることのできなかった活動の様子を紹介、展示するスペースも広くとることができるようになりました。現地の様子や活動の報告を、写真やパネルを使って展示できるようにしていきます。

そして今後は、千葉センター同様古着の回収、選別についても行なっていきます。周辺地域にお住まいの方からの古着の寄付の受け付けや、新たな回収協力団体への呼びかけ、千葉センターで試験的に行なっている周辺地域での直接回収(p8に解説あり)などを行なう予定です。
また、選別に関しては、地域で活動する市民団体や学生、ボランティアサークルの方に呼びかけ、選別協力団体として多くの方の活動への参加と、参加者同士が交流する場となれるよう期待しています。

東葛センターでの活動は、今まで同様多くの方とのつながりを大事に行なっていきたいと思っています。今後とも皆様のご協力をどうかよろしくお願いいたします。


倉庫に併設した古着ショップ
kapre(カプレ)

東葛センターオープン記念
チャリティーバザールにて

★☆★☆★ 『JFSA 海外衣料支援センター東葛』・古着ショップ『kapre』 ★☆★☆★

●営業時間/10:30 〜 19:00(木曜定休)
●住所/千葉県柏市大室176-4 *駐車場あります
●TEL&FAX/04-7110-0984  ●E-mail/kapre_by_jfsa@ybb.ne.jp
●URL/ http://www.f3.dion.ne.jp/~jfsa/mysite1/framepage9.html

★電車でお越しの場合
  ≪つくばEX 線≫柏たなか駅 徒歩10 分 →  JA いちかわ(旧JA 田中)そば

★バスでお越しの場合
  柏駅西口バス停 ≪5 番のりば 03 系統≫
  「柏市立高校」行きバス乗車 →  「大室」バス停から徒歩1 分



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「第34回送り出しコンテナの現地到着
         ・古着等の現地販売報告」

                      海外事業担当 事務局 西村光夫

●9月15日にJFSAにて積み込みを行ったコンテナ(会報23号に記事掲載)は、予定通り10月15日にカラチ港に到着しました。
卸価格交渉は毎回ムザヒル校長宅で行なわれていました。
しかし、民族抗争によって治安が悪化し、パシュトーン民族である卸業者のワリーさんらが、対立している民族マハジール地区にあるムザヒル校長宅に来ることが出来なくなりました。それで、昼間だとパシュトーン地域であるハジケンプは安全であるということで、ハジケンプにあるワリー氏の事務所で価格交渉を行ないました。
その後、治安はますます悪化し、双方が会うことが出来ず、電話で価格交渉が進められました。そのため、AKBGのいつもの交渉が出来ず、結果はキログラム当たり56ルピーでした。前回と同額でした。 
 *売上金が1,445,958円、経費(海上運賃・関税・古着代金)が619,576円でした。
   学校の運営費に使われる売上利益は826,382円となりました。


卸売り業者の倉庫に到着したコンテナとAKBG事務局カユーン氏

検査のために梱包がほどかれているものも・・・

●コンテナの荷降ろし作業はマハジールではないカユーム氏のみ参加して行なわれました。
ワリーさんから作業に出かける直前に、ムザヒル氏等も含めて作業に参加することをやめるようにアドバイスされました。荷降ろし現場はポリスとレインジャー部隊で一杯だったようです。
荷降ろし作業に参加するかかどうかを迷いましたが、彼らのアドバイスを押し切ってまでやることはないと考えました。コンテナの受け渡しの確認が出来なかったのは、JFSAが送り出しを始めてから初めてのことでした。
夕方、カユーム氏から荷降ろし作業が無事終了したとの報告がありました。


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 「アルカイールアカデミー便り」
            アルカイールアカデミー校長ムハマッド・ムザヒル

JFSAの会員・支援メンバーの方々がご存知のとおり、私たちはアルカイールアカデミーのことを周囲に広める活動をずっとしてきました。
現在、国として社会的、経済的に危機的な状況にありますが、それでも、子どもたちの状況を伝え続けていきたいと思っています。
このような経済不況が続くと、最も影響を受けるのは私たちの学校の子どもたちのような、都市近郊のスラム地域で暮らす人々です。私たちの学校の子どもたちは、市内の他の学校の子どもたちとは異なり、ほとんどの子どもが家計を助けるために仕事をしています。
アルカイールアカデミー本校で30〜40%の子ども、カチラクンディ分校では90%の子どもが仕事に行っています。
子どもたちの親も日々の収入を少しでも増やすために働いていますが、ほとんどが日雇いの仕事です。現在は、経済不況が続いているため、彼らの多くが仕事がない状態が続き、日々の暮らしにも困っている状況です。
アルカイールアカデミーは、学校内のことだけでなく、家庭内のことにも気を配っています。
現在、アルカイールアカデミー本校は2200人、カチラクンディ分校は250人の生徒がいます。
私たちの目の前には、直面している難題を何とかするために、ベストを尽くすという任務があります。そのためには、学校の中だけで道徳的なことを教えていくのではなく、同じように家庭でも行っていけるように考えていかなければなりません。先生たちは、できる限り子どもたちの問題を理解し、寄り添っていけるよう日々努力しています。今の状況が少しずつでもよいので、良い方向に向かい、人々から奪う一方のパキスタン社会が改善されていくことを願います。

             アルカイールアカデミー校長ムハマッド・ムザヒル



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「JFSA第8回定期総会報告・2009年度活動の報告」

2010年11月17日(水)に、第8回の定期総会を行ないました。当日は16人の会員の方に参加いただきました(委任状は47人からいただきました)。議長は古田裕美さんにお願いし、提案はすべて承認されました。


  ■ 2009年度の報告(2009年10月〜2010年9月) ■
●2009年度には個人会員135人、個人支援メンバー1023人、団体会員11団体、団体支援メンバー9団体の方が入会されました。ご協力ありがとうございました。
●回収量:79トン135s
 古着を送ってくれた方(グループ):9,173人
●古着等販売事業収入:4,447万円
  会費・活動支援金(寄付):550万円 その他:414万円
●パキスタンAKBGへ輸出:69トン57s(回収量の87%  前年比181s増)
  AKBGの純利益:364万円
  (※アルカイールアカデミーの運営費に 前年比より減)
収入合計54,117,791円
支出合計52,369,456円
収支1,748,335円
前期繰越収支差額4,823,714円
次期繰越収支差額6,517,326円

  ■ 2010度基本方針(2010年10月〜2011年9月) ■
1.年間100トンの古着類を回収し、アルカイール事業グループに69トンを送ります。
  31トンは国内販売および輸出用在庫とします。
2.アルカイールアカデミーの運営自立と子ども達の生活基盤を支える為の事業計画を推進します。
3.国内事業活動を推進します。
4.広報活動を充実し、多様な人々に活動への共感と理解を広げます。
5.市民事業・海外支援の理念を深めるために研修を行い、活動の中身を豊かにすることを目指します。
6.多様な団体との連携を進めます。
7.アルカイールアカデミーとの交流を深め、教育事業を支援する活動に繋げます。
8.国内事業、海外事業のすべてにわたって危機管理を徹底します。


総会後は、恒例のパキスタンカレーでの昼食交流会。
午後は、パキスタン洪水被災支援についての学習会&報告会を行いました。
写真

アルカイールアカデミーとテレビ電話をつなぎ、洪水被災支援で被災地を訪問した生徒たちへの質疑応答を行いました。
テレビ電話という初の試みでしたが、現地からの生の声が聞けたことで、参加者の方にはパキスタンをより身近に感じてもらえたのではないでしょうか。
見えずらいですが、壁にプロジェクターで現地の映像を映しています。アルカイールアカデミーの生徒たちです。


見えずらいですが、壁にプロジェクターで現地の映像を映しています。話している相手はアルカイールアカデミーの生徒たちです

テレビ電話に興味深々の参加者たち

●フェアトレード事業( ムルタン焼き植木鉢の輸入販売)
 製造はパキスタン中西部のムルタン市の工房で、AKBG が輸出元と
なりました。現地工房との話し合い、検品、梱包、輸出手続きは、
JFSA 事務局を派遣してAKBG と共にすすめました。
販売は、生活クラブ千葉、パルシステム連合、グリーンコープ連合、
生活クラブ東京、で取り組んでいただきました。
(大地を守る会:2010 年10 月に取り組み。右表の数に含まれています)
●古着の直接回収実験取り組みの実施 
 古着回収量の増加のために、2010 年8 月、9 月に会員・支援メンバーと、過去2 年間に古着を送っていただ
いた方に呼びかけ、古着の直接回収の実験取り組みを実施しました。
(古着の直接回収とは、JFSA が個人のお宅にうかがって有料で古着を回収する方法のことです)
 千葉市内の4 区を対象に行った結果、46 件で499 キログラムの回収量となりました。この結果をもとに、
2010 年度の計画を作成しました。
輸入総数   3,222個
販売総数   2,452個
販売総額(税込) 2,624,203円
輸入経費 753,931円
売上利益(JFSA70%) 1,309,190円
売上利益(AKBG30%) 561,082 円



監査報告書
2010年11月4日
                         監事 池田 徹  野田 克己


 平成21年10月1日から平成22年9月30日までの、日本ファイバーリサイクル連帯協議会事の事業と活動、および決算と会計諸表について監査した結果、事業と活動は総会の決定に基づいて滞りなく遂行され、決算と会計諸表は適正に処理されていることを確認いたしました。

 先行きの見えない円高不況の影響もあり、今年度は、古着の回収量こそ当初目標を達成できませんでしたが、送り出しは、順調に推移しました。また、ムルタン焼のフェアトレードの取り組みを本格化させることができ、国内事業活動も多様に育つなど、事業的基盤は堅調に広がりつつあります。
 一方、4度にわたる事務局の長期派遣や洪水被災民支援活動などを通じて、会の理念である「連帯」の運動的意義をさらに深めることができた年でもありました。

 監査では、今後の課題として、会員・支援メンバーの拡大、海外支援センター移転問題への本格的取り組み、運動と事業の関係性のあり方の検討などが話題となりました。いずれも今後のJFSAの発展にとって必要な課題です。

 より多くの人びとが、「古着の行方を追いかけて豊かな暮らしを支える世界の貧しさを考える」というJFSAの活動目的に共感してくださるよう、役員、職員はもとより、会員の皆さま、団体会員や支援メンバーの皆さま一丸となって、邁進していきましょう。







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