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10/8(土)発生したパキスタン北部地震についてのお知らせ
 

復興支援ニュース
2006年10月25日
被災地の支援活動は被災地の人々の地域の共同性に基づいた方法で行い、被災直後の緊急支援および中長期にわたる復興支援を目的としました。支援活動はアルカイールアカデミーが主体となり、JFSAはその活動を支えることにしました。また、アルカイールアカデミーへの支援については、学校の運営を支える寄付金の減少に対応し、資金を提供することにしました。
カンパにご協力をいただいた方たちに、被災地や支援のようすを伝えるためのニュースレターを4回発行し、ホームページに報告を掲載しました。また、活動報告会やイベント、JFSA古着ショップ、フリーマーケット会場などでもお知らせしました。


会員になるには
JFSAの活動は会員の方々に支えられています。
会員になるには下記の郵便口座に年会費をお振込みいただくか、 直接JFSA事務局まで直接お持ちください。
●2014年度(2014年10月〜2015年9月)分の会費になります。
●会員(正会員)には総会の議決権があります。
●会員、支援メンバーには年3回の会報と、 年1回サポーターグッズ(アルカイールの生徒が作ったものなど)を郵送いたします。
※サポーターグッズのサンプルはこちらからご覧ください。

◆郵便振替口座番号 00160-7-444198
◆加入者名 JFSA
≪年会費≫
【 会員(正会員)】

個人1口\5,000-/団体1口\50,000-
【 支援メンバー】
個人1口\2,000-/団体1口\10,000-


※通信欄に「会員」または「支援メンバー」「個人」または「団体」口数をお書き添えください(郵便振替用紙サンプルはこちらからご覧ください)。
※カンパ金をご入金いただく場合も上記口座をご利用ください。通信欄には「カンパ」とお書き添えください。
ボランティア募集中
 
JFSAでは活動を支えるボランティアを募集しています。
【作業内容】
@和服の選別、ハギレ作成、値段付け、など
A寄付された切手などの整理。
B会報などの郵送準備作業。
Cパキスタンへの古着コンテナ詰込み作業など。
Dフリーマーケットやチャリティ古着バザールなど古着販売に関わる補助作業。
【作業日】
作業内容により異なります。JFSA事務局へお問合せください。
【作業場所】
D以外はNPO法人JFSA事務局で行います。
*参加ご希望の方はJFSA事務局までお気軽にお問合せください。*ボランティアは無償で、交通費などの手当てもありません。ご了承ください。
ボランティア募集中
【NPO法人JFSA事務局】
住所:〒260-0001
千葉市中央区都町3-14-10
業務時間:10:30〜19:00
(木曜定休)
電話/FAX:043-234-1206
E-mail:jfsa@f3.dion.ne.jp

カンパ総額・・・10,971,525
(2006年9月現在)
(約700件個人…会員460人・会員以外170人/団体・グループ…43件)
*カンパ箱も含む

●復興支援カンパ金の使途計画
1.被災したマンセラの人々への支援・・・必要な物資の支援とその後の生活再建への協力
2.アルカイールアカデミーへの支援・・・地震の後で、地元のドナーからのアルカイールアカデミーへの寄付が減ってしまうなどの影響で、学校の運営が難しくなる可能性があり、それを支えるための寄付
3.支援に必要な経費・・・アルカイールアカデミーとJFSAがこれを実施するために必要な経費


上記、復興支援カンパ金の使途計画に沿った
復興支援活動報告≪2005年10月〜2006年9月≫


1.被災した人々への支援(予算720万円)
【2005年10月〜12月】
調査およびボランティア活動経費・・・137,556
・支援方針を決定するための調査と、孤立した地域への物資配布および情報伝達

緊急支援経費・・・2,229,650
・救援物資購入費と搬送費<物資内訳>防寒着:5000着、セーター:1000着、毛布:750枚、子ども冬服:2トン、寝具:1500枚、テント:65
・カユーン氏の現地活動経費

【2005年12月〜2006年9月】
中長期支援としての教育支援経費・・・1,021,874
・青空学校設立と運営経費
学校建設資材、ムザヒル校長派遣経費(月1回の先生のトレーニング、村人とのミーティング)、先生の給料、教材費など

◆支出合計・・・3,251,524
※救援物資配布は、地震発生から2ヶ月を過ぎる頃から、多数のNGO団体からの物資配布が多くなり、カユーン氏のアドバイスにより、これ以上の物資配布を2005年12月末に中止した。
※村人との何度かの集会で学校設立が要望されたので、2005年12月に青空学校を設立した(村にあるすべての学校は地震で崩落した)。設立当初は50名近くの子どもたちが学校に来ていたが、2006年3月ごろから公立学校が再開され、上級生20名程度(4年生と5年生)が公立学校に行くようになり、現在は低学年の子ども30名近くが在籍している。公立学校が再開された時、村人と青空学校の継続について話し合いをしたが、公立学校の教育の質の悪さもあり、村人は青空学校の継続を求め、アルカイールアカデミーはこれに同意した。月1回、教育の質を高めるためにムザヒル校長が青空学校の先生のトレーニングを行うことになった。
※地震の影響で、雨が降り続くたびにいたるところでがけ崩れが発生。大型テントで作った青空学校も敷地ごと崩れ落ちてしまった。現在、木造の校舎を建設中である。



大型テントの青空学校のあった場所
夜中のがけ崩れだったため子どもたちは無事だった
   

がけ崩れのあと文字通り青空の下で
再開された学校の授業風景



公立学校に通う子どもたちと話をする
西村事務局(右)

※その他の支援について地震によって約8万人の人々が犠牲となったが、たくさんの家畜も死んだ。ほとんどの農家で養われていた水牛も、家畜小屋の倒壊で大半が死んでしまった。村人から水牛の購入について協力が求められ、購入の計画について話し合いがすすめられた。しかし、政府の方針によりこの地区はレッドゾーンと指定されて立ち退きを求められ、話し合いは中断した。2006年8月に入り、雨が降り続いて地震で地盤のゆるんだ所が次々と崩れ落ちてしまった。復旧した水のパイプラインも、いたるところで再び寸断された。また、政府の方針も急変し、レッドゾーン地域から外され、移転する保障も受けられなくなった。アルカイールアカデミーは、青空学校の運営を継続しながら、月1回の村人との集会で今後のことを話し合っていくことにしている。
※残額約400万円は、青空学校の運営費(向こう2年間)と、その他の支援に使う。


2.アルカイールアカデミー寄付金減少への支援(予算300万円)
【2006年5月】
アルカイールアカデミー支援・・・100万円
・2006年5月にアルカイールアカデミーに100万円を渡した。
・2006年11月のパキスタン訪問のときに200万円を渡すことになっている。
◆支出合計・・・1,000,000
※ムザヒル校長が怖れていた、地震によるアルカイールアカデミーへの寄付金の減少が発生した。学校の運営に支障をきたさないように、300万円をアルカイールアカデミーへの寄付金とした。


3.この活動に必要な経費(予算60万円)
【2005年10月〜2006年6月】
事務局緊急派遣(2005年10月)・・・113,960
ニュース発行・送付代金・・・230,640
・地震カンパの協力を求めるためのニュース発行
カユーン氏招日経費(航空チケット代金・2006年6月)・・・142,790
・支援活動報告のための招日
◆支出合計・・・487,390

●カンパ金支出総額・・・4,738,914
          残額・・・6,232,611円(2006年9月現在)

※残額については、アルカイールアカデミーが青空学校の運営に協力し、村人との間に信頼関係を築きながら、村人の要望を受け止めた村の復興支援に使われます。

             
            地震発生からこれまでの経緯

10月 8日 地震発生後、ムザヒル氏に連絡をとり状況を確認する。
10月11日 ムザヒル氏から、現地に行ったカユーン氏から被害のようす、救援の方法について連絡がある。アルカイールアカデミーの寄付金減少の懸念が伝えられる。
JFSAに協力者からの被害の問合せがくる。
10月12日 理事会で支援活動の方針を決め、カンパ活動を行うことと、現地に事務局を派遣すること(状況の確認とアルカイールアカデミーとの協議のため)を決める。
10月14〜15日 協力団体に向けて、カンパ活動を行うことと、協力のお願いを伝える。
10月17日〜23日 事務局をパキスタンに緊急派遣する。
10月20日 会員に向けて、カンパ活動を始めることのお知らせと協力のお願いを郵送。
10月30日 朝日新聞千葉版に記事が掲載(被災地派遣報告)。
10月31日 事務局帰国後、派遣報告に基づいて、会員・支援メンバー、協力団体などに「パキスタン北部地震復興支援カンパ」呼びかけのニュースと振込用紙を郵送。
*イベントなどでのカンパ呼びかけ開始。復興支援活動報告会でカンパの呼びかけ開始。
*ホームページにお知らせを掲載。
11月15日 ニュース発行。
*大地を守る会、生活クラブ千葉、生活クラブ東京(その他3団体も含む)がJFSAによる復興支援のためのカンパを全メンバー対象に開始。エルコープがイベント会場でカンパの呼びかけ。

ポラン広場が店舗でのカンパ呼びかけ。
12月13日 理事長、事務局派遣
12月15日 ニュース発行
1月〜2月 事務局派遣 理事1名同行
3月 3日 ニュース発行 *この後は会報、ホームページでお知らせ
5月    事務局派遣
6月    ムザヒル氏、カユーン氏、アマダリ君の招日時に団体訪問と報告会
7月 8月 ツアー、スタディイベントで被災地を訪問





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