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10/8(土)発生したパキスタン北部地震についてのお知らせ
 
緊急支援についてアルカイールアカデミーからの報告及び要請
(11/9)


 私たちは、2005年11月7日にバラコート地区のケエートファラーシ村にトラックを急送しました。トラックには敷き布1000枚、毛布500枚、セーター2000着、防寒着1500着を積み込みました。11月10日には目的地に到着するでしょう。卒業生のアマダリ君がトラックに乗って行きました。耐水性のテントは現在製造中で、来週には届けられるでしょう。
 私たちは山間地の道のそばから2キロメートル入ったところにキャンプを設置しています。そこは被災した家族が野外で暮している場所です。この場所からならば、物資をばらまくのではなく、人格と尊厳に配慮しながら彼らの手元に援助物資を届けられます。
 以前にアルカイールアカデミー職業訓練所の先生だったサズィド氏は明日(カラチを)出発します。現地にいるカユーン氏、アマダリ君、村のボランティアの人々に合流してネットワークをより強力なものにするでしょう。別のメンバーは、次の援助物資とともに来週出発します。
 カユーン氏と彼のチームは、防寒着が必要なのに手に入れられず助けが必要な家族のリストを準備しています。チームは、助けを必要としている家族のリストを作るために非常に熱心に働き続けています。

 災害の規模は私たちの想像を超えています。当初の損害の推測は違っていました。日ごとに損害は大きくなっています。救助チームが前に行くことが出来た地域からさらに新しい地域に入っていくと、より多くの死亡者と負傷者、これ以上ないほど損害を受けた家や財産を目にします。
 国中から、そして外国からもたくさんの援助が届けられていますが、損害の規模から見てまだ不充分です。
 私たちは、国際社会がこの状況に関心をもつべきだと思います。そして、10月8日の地震のニュースをきいてすぐに行動したことと同じことを再び行うべきだと思います。
 国際社会がこの段階で満足してしまえば、私たちがこれまでやってきたことは全て崩れ去ってしまうでしょう。社会復帰と再建の仕事は膨大で、5年以上かかるでしょう。そして、そのためには、専門の知識や計画、物資、機械、そして大きな投資が必要とされます。
 いま、目前には別の課題があります。厳寒期の間、人々を飢えと寒さから守るための戦いです。山岳地帯では、補給のラインを保つことがもっとも難しい仕事です。利用できる道は数週間もせずに深い雪に閉ざされてしまうでしょう。そして食糧や物資の供給が不可能になるでしょう。道が閉ざされてしまう前に、できるなら少なくとも3か月分の物資をまとめて供給する必要があります。これは、国際社会の助力がなくては不可能な仕事です。
 国連はすでに、国際社会がこの状況に注意を払うべきだと警告しアピールしています。残念ながら、この問題について国際社会は、10月8日に行動した時のようには考えていません。
 私たちはこの状況を知ってもらうためにJFSAが会報やニュース、インターネットを通じて協力団体や他のひとたちに呼びかけてもらいたいと思います。被災地を直接に見て確かめている西村氏(JFSA事務局)からこの状況の真の姿―失われた多くの命と財産―を伝えてください。
 
 公式な数字では、死者は現在73,000人で、負傷者は90,000人を超えています。JFSAが行おうとしている救援の目的を達成するためには(救援活動にはパキスタンルピーで400万(日本円では約800万円)がかかります)、今みなさんにこの状況を知ってもらうべきです。

 これには時間がかかります。国際社会は、2005年10月8日に彼らが行ったと同様の熱意と熱心さでこの状況に取り組まなくてはなりません。

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(左)倒壊した建物         (右)山の上の方にはすでに雪が積もっていました
ともにJFSA事務局の緊急派遣時に撮影したものです。



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