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10/8(土)発生したパキスタン北部地震についてのお知らせ
 

10月8日に地震が発生して、3ヶ月が過ぎようとしています。国連が国際社会に向けて援助を呼びかけましたが、今もって被災民救済のために算出された援助金額の50%にも達していません。アナン事務総長は、このままだと寒い時期を迎えれば「第2の死の波が被災民を襲ってくる」と警告しました。それは今、現実のものとなり始めました。

会員になるには
JFSAの活動は会員の方々に支えられています。
会員になるには下記の郵便口座に年会費をお振込みいただくか、 直接JFSA事務局まで直接お持ちください。
●2014年度(2014年10月〜2015年9月)分の会費になります。
●会員(正会員)には総会の議決権があります。
●会員、支援メンバーには年3回の会報と、 年1回サポーターグッズ(アルカイールの生徒が作ったものなど)を郵送いたします。
※サポーターグッズのサンプルはこちらからご覧ください。

◆郵便振替口座番号 00160-7-444198
◆加入者名 JFSA
≪年会費≫
【 会員(正会員)】

個人1口\5,000-/団体1口\50,000-
【 支援メンバー】
個人1口\2,000-/団体1口\10,000-


※通信欄に「会員」または「支援メンバー」「個人」または「団体」口数をお書き添えください(郵便振替用紙サンプルはこちらからご覧ください)。
※カンパ金をご入金いただく場合も上記口座をご利用ください。通信欄には「カンパ」とお書き添えください。
ボランティア募集中
 
JFSAでは活動を支えるボランティアを募集しています。
【作業内容】
@和服の選別、ハギレ作成、値段付け、など
A寄付された切手などの整理。
B会報などの郵送準備作業。
Cパキスタンへの古着コンテナ詰込み作業など。
Dフリーマーケットやチャリティ古着バザールなど古着販売に関わる補助作業。
【作業日】
作業内容により異なります。JFSA事務局へお問合せください。
【作業場所】
D以外はNPO法人JFSA事務局で行います。
*参加ご希望の方はJFSA事務局までお気軽にお問合せください。*ボランティアは無償で、交通費などの手当てもありません。ご了承ください。
ボランティア募集中
【NPO法人JFSA事務局】
住所:〒260-0001
千葉市中央区都町3-14-10
業務時間:10:30〜19:00
(木曜定休)
電話/FAX:043-234-1206
E-mail:jfsa@f3.dion.ne.jp

パキスタン北部地震被災地支援の経過報告
地震発生の知らせを受けたときからこれまでの経過をまとめてご報告します。JFSAは、アルカイールアカデミーのムザヒル校長からの手紙を受けて、アルカイールアカデミーと共に、復興支援を行うことを決めました。
      

ムザヒル校長からの手紙


@この地震でたくさんの人々(約500万人)が被災し、多くの死傷者が出て子どもたち、先生たちも心を痛めている。また、その被災民の中に学校の運営に携わっているカユーン氏(アルカイール事業グループ事務局)の家族もいて、心配する想いを強く感じている。たとえ貧しい暮らしの中にいても、その想いをかたちにしていくことが子どもたち、スラムの人々にとってほんとうの自立を育てていくことにもなると考え、学校として支援を行いたい。

A私たちのスラムでの活動の経験からいっても、一方的な支援ではなく、小さな規模、小さな支援であっても、被災地の人々を主体として、彼らの協力を得て被災民のニーズに確かに応える支援を行ないたい。貧しくはあるけれど、スラムの子どもたち、人々だからこそ気づくこと、出来ることを、子どもたちとともに。

Bこの地震は私たちの学校運営にも影響を与える。JFSAとの事業によって運営経費の4分の1は生み出しているが、4分の3は国内の寄付金に頼っている。しかし今、寄付者(ドナー)の関心は地震の被災民に向けられ、寄付金の減少を招くことになる。何らかの対策を立てねばならないと考えている。パキスタン社会にある制度的、教育的諸問題のうえに、この震災は70%余りの貧困層に深刻な事態を生じさせるということを考えてほしい。


 JFSA
はこの手紙を受けて、地震発生の10日後に事務局員を1パキスタンに派遣しました。事務局員はムザヒル校長と共に被災地を訪れました。想像した以上にひどい状況でした。特に学校の崩壊はすさまじく、コンクリートの屋根の下敷きになったたくさんの子どもたちが死亡しました。10日も過ぎているのに救い出されないまま、死亡した子どもたちはつぶれた屋根の隙間から死臭を放っていました。生き残った人々もライフラインが壊滅し近づく死を恐れていました。務局員、ムザヒル校長は村人と今後の支援の方法を話し合いました。そしてカラチに戻りアルカイールアカデミーの人々とも話し合いました。JFSAはこの派遣報告を受け支援の方針と方法を決めました。


JFSA
の支援活動の方針と方法
【方針】

・支援の範囲をカユーン氏の出身地(バラコート地区)の村の周辺とし、アルカイールアカデミーが行う支援活動を金銭的・人的な面で支援をする。
⇒カンパ活動を行う。
・アルカイールアカデミーが地震で受ける影響に対して事業面・金銭面で援護する。
⇒カンパ活動およびアルカイール事業グループの事業推進を行う。

【方法】
@緊急に必要な援助物資の配布・・・テント、防寒着、食料など
A中期的な復興支援・・・相談窓口となるテントの設置⇒他のNGOとの仲介。
            青空教室の開設。
B長期的な復興支援・・・アルカイール事業グループと連携した事業起こし


アルカイールアカデミーの支援活動報告(11月22日現在)

●援助物資の配布
・2回の配布を行っている。
テント(約100家族分)、食料(約1000人分・・一人当り1か月分)、防寒着(3000着)、シート(500枚)

・配布は他の多くのNGOが行ったバラまきではなく、村の共同性を活かし、村人による配布を行った。
・アルカイールアカデミーの先生、卒業生が被災地に行き、カユーン氏、村人と協力して行なった。
・支援にかかった経費は109万7500RS(約200万円)である。冬期(11月中旬から翌年の4月を迎えてさらに2〜3回の配布が必要である。


●中期的な復興支援
・相談窓口、配布窓口となるテントは、他のNGOが集中している平地ではなく、村の散在する山地に設置した。そこには村人の中からボランティアを募り常駐させている。
・青空学校を設置し、運営のマネジメントをアルカイールアカデミーの先生が行った。


●長期的な復興支援
・相談窓口で受けた相談の内容をベースにして、復興支援のプログラムを立てる。仕事起こしを模索する。


 この村で再び生活できるようにしなければ、村人は職業と食料を求めて都市に流れ、スラムを形成することになります。私たち
JFSAとアルカイールアカデミーは、共にこの10年間、スラムの暮しから人々が自立することに努力して来ました。スラムがこれ以上に膨張していくことを何としても止めたいと考えています。
12月5日までにお寄せいただいたカンパは次の通りです。たくさんのご協力ほんとうにありがとうございます。
ご協力いただいた方(団体・グループも含む)516件
集まったカンパ金の総額    4,060,119円

(2005年12月5日現在)
カンパは2006年1月31日まで受け付けますのでどうぞよろしくお願いいたします。

●05年12月にはJFSA事務局2名をパキスタンに派遣します。被災地も訪問しますので、現地の状況と今後の復興支援活動について帰国後にまたご報告します。

ご意見、ご質問があればどうぞお寄せください。これからも復興支援の活動にどうぞご協力お願いいたします。




     
(上)第1回目の緊急支援物資輸送の様子


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