【2ヶ月ぶりに訪れた被災地】 12月19日(月) JFSA田辺理事長、アルカイールアカデミーのムザヒル校長、AKBGのサズイド理事、元パキスタン国立銀行職員ザファル氏等と午前7時にカラチ空港を発ち、イスラマバードに午前9時に到着。友人の空港旅行者案内所所長アヤーズ氏に、バラコート行きの車とアボタバードのホテルの手配をして貰い11時にイスラマバードを出て午後3時過ぎにバラコートの町に到着。 この町は10月8日の地震で建物の殆んどが崩壊した。学校も倒壊し多くの子どもの犠牲者を出した。地震発生10日後にここを訪れた時は、コンクリートの下敷きになったまま死亡した人々の死臭がしていた。2ヶ月を過ぎた今は、倒壊の跡を残しながらも小さなバザールも開かれ復興の兆しが見られた。ここで、支援活動をしていたAKBGのカユーン氏と会う。 ジープで支援活動現場の山頂の村に向かう。20分ほどで村に到着。カユーン氏に村を案内してもらい活動報告を聞く。アルカイールが配布したテントは村のいたるところに張られていた。集まってきた村人や子ども達は配布した防寒着を身に付けていた。寒さを凌ぐのに役に立っているようで安心した。山道は非常に危険なので日が暮れる午後5時前に山を降り、ホテルのあるアボタバードに戻る。帰路の途中、車がバウンドして後部座席にいた田辺理事長が頭を天井にぶつけてしまう。相当痛みがあるようだった。ザファル氏は寒さで熱を出してしまう。 12月20日(火) メンバーの体調がそれぞれ優れず、ホテル内でカユーン氏の報告を受けてミーティングを行う。午後はアボダバード市内を見学する。見学の途中、ムザヒル校長が高熱を出す。そう言う訳で、ホテル内で休み、明日の現場訪問に備える事にした。