JFSAの設立メンバーの1人が、1980年代に仲間と共に千葉県柏市で「ユーズリサイクルセンター」というリサイクルショップ兼便利屋を開きました。リサイクルショップにはパキスタンから働きに来ている人たちがお客さんとして来ていました。彼らが働いている現場で起きたトラブルなどの相談に乗っているうちに仲良くなり、パキスタンを訪れることになりました。

そこで出会ったのが物乞いをする子どもたちでした。そして、この手に何をのせてあげたらいいのだろうかと考えたことが今のJFSAに繋がっています。

パキスタン国内に子どもたちのために活動をしている人はきっといるはずだと思い、パキスタンの友人・知人の協力も得て、アル・カイールアカデミーの校長であるムザヒル氏と出会いました。当時、アル・カイールアカデミーには800人以上の生徒が学んでいて、ムザヒル氏は運営の資金を不安定な寄付だけに頼らず、自分たち自身の事業により作りたいと考えていました。

その当時日本でリサイクルされる中古衣料の1/3は海外に輸出されていて、そのうちパキスタンへは年間約8千トンが送られていました。

これにヒントを得て、日本国内で集めた衣類などをパキスタンで販売し、スラムに暮らす子どもたちが通う学校の資金を作り出せないかと考えました。現地の中古衣料市場や子どもたちの暮らしの調査を行ない、日本の様々な団体に呼び掛けて、JFSAとパキスタンの人々による衣類や毛布などの販売事業が始まりました。